2018年2月10日(土)〜2月12日(月・祝)
厚木市民スキー教室は、今回で39回目を迎える事になり
今年は心機一転!場所をこれまでの山形県蔵王温泉スキー場から新潟県赤倉温泉スキー場に移しての開催となりました。
ツアーバス1日当たりの運転手の走行距離制限が厳格化された影響や、
自治体主催のツアーが旅行業法に抵触する恐れがあると指摘の報道がされ催行を中止する事例報道が相次ぐ中、
市民スキー教室をどう開催するか準備をしてきました。
距離が比較的近く、日本でも有数の豪雪地帯で積雪不足の心配の少ない、かつ名湯でも名高く老舗の温泉宿の揃った
志賀高原、野沢温泉と共に日本のスキーリゾートとして最も長い歴史を持つ、
名門スキー場である赤倉温泉を市民スキー教室の開催場所として実施することとなりました。
●出発
昨年までと違い、早朝5:45集合の6:00出発。
往路の鶴ヶ島JCT付近の事故渋滞が有ったものの予定通り11時には赤倉温泉ホテルへ到着。
昼食後いよいよ班別講習です。
●1日目午後
開校式で班の講師とメンバーを発表。
初日は午後と言うこともありホテル至近の赤倉温泉スキー場で
全員講習をすることになりました。
天気に恵まれ、晴天下で景色も良く広いゲレンデを駆け巡る班、
翌日のバッジテストに備えての講習を中心に行う班、それぞれの1日目を過ごしました。
●夕食
大広間を貸し切って、本日1日のそれぞれの班での出来事や講習内容などを話しながらの食事となりました。
●夕食後
ビデオを振り返りながら講習中に録画した各自の滑りを講師が解説します。
スキー教室では毎回行っていますが、ご自分の滑っている姿と講師の指摘をリンクさせて翌日のスキー向上と改善に役立つことでしょう。
●2日目
前日夜からの積雪と朝も小雪が舞っていましたが、ゲレンデ到着後は一変晴天となり、終日雪質ほんのりパウダーで晴天と絶好のスキー日和でした。
中上級者向けのコースは赤倉観光リゾートエリア上部に集中していることも有り
班によってはホテル目の前からシャトルバスで赤倉観光リゾートスキー場へ繰り出して講習や1〜2級受検班の事前講習。
また3〜4級バッジテストは昨日に引き続き赤倉温泉スキー場で講習および検定が開催されました。
●抽選会
夕食後、抽選会を行いました。
今年も多くの企業・個人の方にたくさんの協賛品をいただきました。
協賛くださった皆様、ありがとうございました!
抽選会はおおいに盛り上がりました。
初日の夜に引き続き2日目のビデオを振り返りながら講習中に録画した各自の滑りを講師が解説。
天気に恵まれビデオも皆さん良く映っていました。
●3日目
今までの市民スキー教室と変わったのが、帰路日も午前中スキー滑走が可能な点です。
滑る方、自由に温泉街巡りと温泉を堪能する方など様々でした。
またバッジテスト1・2級については3日目の午前中に赤倉観光リゾートスキー場にて実施しました。
1級のパラレルターン小回り(不整地)はホテルCコース下部、
他はチャンピオンBコースで1/2級の他の種目を実施しました。
今年は1.5日のじっくりと講習を経て実際の検定バーンも使った事前講習の実施したのですが
前夜からのたっぷり新雪パウダーピステン無しの全て不整地状態と一変!
しかし有資格者班・1級所持班によるデラ掛け整備の甲斐もあり
雪質バッチリ、良好なバーンコンディションで検定を実施することができました。
僭越ながら、今回前走と検定員を担当させていただきました。
前走前に受検者の皆様へ何点位の滑りをしますよ〜とかこの点を見ますからのアドバイスをさせていただいて上で
前走をさせていただきました。
前走終わってすぐジャッジペーパー持って呼吸を整えてOKになったら、滑走開始受検者の採点と慌ただしい状況でしたが
無事終えることができました。
チャンピオンBコースで1級3種目、2級3種目を続けて実施出来たため
非常に効率の良い検定を進行できたのではないかと思います。
昼食などを挟み自由滑走・自由行動を14時位まで過ごし
15時には帰路へホテルを出発。
バス1台と言うこともあり、バスの中で閉校式とバッジテスト結果発表
各級の講評の後合格者の発表でした。
2級合格2名
3級合格1名
合格された方、おめでとうございます!惜しくも残念だった方は是非またチャレンジしてください。
あっという間の3日間でした。
●最後に・・・
今年は会場変更という大きな変化がありました。
残念ながら怪我をされた方が1名出てしまいましたが大怪我に至らず、無事に行事を終えることができました。
参加者の皆様のご協力のおかげとスキー協会一同大変感謝しております。
これからも皆様に楽しんでいただけるスキー教室を継続して行っていきたいと考えておりますので、ぜひまたご参加くださいますようよろしくお願いいたします。
参加いただいた皆様全員のご協力に感謝すると共に、アンケート結果や皆様との会話からいただいたヒントを元に、役員一同で来年度の開催に向けてまた様々な検討を重ねていきます。
来年も是非このスキー教室でお会いできればと思います。
どうもありがとうございました。
レポート担当: 厚木市スキー協会理事 大坪 慎一